先日、映画『RRR(アールアールアール)』を見に行ってきました!経緯から感想から、書かないと気が済まない作品でした!笑 以降ネタバレを含みながら感想を記録していきます!
義母から突然のLINEが気になりすぎて。
RRR観た?
観てない。面白いの?
(既読スルー)
その日の夜…
嫁ちゃん!来週映画観に行こ!
いいよ~(前から観たいって言ってた)スラムダンク?
いや。RRR。
r…なにそれ?
インド映画だった。母からRRR観た?とだけ連絡がきて返信しても無視されるから気になりすぎて。調べちゃダメだよ!前情報なしで観に行こう!
お義母さんの謎のLINEにより急遽観に行くことになったRRR。
息子が面白いの?と聞いても無視を決め込む義母。笑 面白いともそうでもないとも言わない義母が気になりすぎます…!これまでRRRというタイトルすら聞いたこともなかった我々ですが、謎は謎のまま楽しもうと事前にあらすじすら調べることもなく、観に行くことにしたのでした。
以降ネタバレ含みます
所感
2023年初映画からいいもの観た!!
この映画は3時間を超える超大作です。歳を重ねるごとに集中力や膀胱力wなど衰えていく一方なので、”だ、大丈夫かな…?”と一瞬不安になりましたが、義母の謎という最上のエンタメが待っているので、即座に映画館へGO!結果、本当に映画館で見てよかった。
①迫力がえぐい。顔面と、胸毛と、体幹と、筋肉と、そしてアクション。
こんなにフェロモン香ってきそうなことある?
映画は基本、視覚と聴覚への刺激なのに、臭覚まで麻痺してしまった?というレベルの大迫力。目力ハンパない。眉毛、まつげ、ひげ、胸毛、そして背中の毛。そのすべてが相まって匂いまで感じてしまいそうなるレベルの絵面でした。最初はパリッとしていたシャツも、時間が経つにつれてくたっと。身体を動かしたり、身体的にきついことがあるったりすると汗がすごく染み出ていて。見るフェロモンでした。(最初に来る感想がこれ。笑)
そしてやっぱりアクションがすごい。
とにかく強い絵面に加えて、映像美と、音。360度で感じる音。そして音楽。これは映画館ならではですよね…!特に最終局面の戦闘シーンで音楽にあわせてゴリゴリアクションをしていくシーン。あれはクライマックスにふさわしいアクションでした。
インド映画(というか映画)って、音を後で入れているんでしたっけ?アテレコみたいな感じもしたのが余計に、『これってアニメで撮るやつじゃないんですか?人間がやるの…?こ、これがインド映画…?』みたいな衝撃にさらされ続け、あっという間に3時間が経過していました。てか2人とも体幹エグくない?
②”カッコイイ”は極めると”面白い”
とにかく主人公2人は人間離れをしています。さすが、ポスターからもただならぬ雰囲気を感じるだけあります。その人間離れした2人が繰り出すワザが本当にカッコよくて…行き過ぎて面白くて。
シーンもいちいちカッコよくて面白んです。
乗っている馬が前足を上げていななくナポレオンポーズをするときスローになってカッコよく見せる(序の口)
イライラしてサンドバッグをぶっ壊す(幕下)
川が炎上しちゃって(…)一人取り残された子どもの救出を誰もが尻込みする中、主人公のラーマとビームは2人、アイコンタクトだけで救出を決意。川に取り残された子の救出って泳いでいくのよね…?って思うところ、2人はでこれまで絶対映画で見たことないトリッキーな救出方法を行う。意思疎通のためのハンドサインも全くわからん。けど、終わってみたらエモエモのエモ(小結)
”マッリーの救出”のため、パーティーにかちこむ羊飼い一行。『それデリーでどうやって調達するんだよ!!』というツッコミ必至な猛獣オールスターを携えてのビーム大迫力奇襲登場シーン。もちろんスロー。なんなら数カットある。(大関)
イギリスのお偉いオッサンが車から放り出されそうになるも、オッサンも意外としぶとく、信じられない体勢から銃を構えてぶっ放す。『オマエも体幹モンスターか?!』(関脇)
主人公2人が肩車にて、ドッキング大脱獄。お互い真に理解しあった友人同士、思い出のエモ肩車で無双大脱出。体幹エグくない?(横綱)
中途半端じゃない、究極まで突き抜けてる。。そんな表現だからこそ度肝を抜かれました。。今思いしてもカッコイイ!笑
ビームの薬学が賢者レベル;
・ラーマが蛇に噛まれる。もうかなり回ってるその毒(イギリス人にも治せない)を、ビームはデリーの街中に生えている薬草を使い解毒→ラーマは数時間後に大乱闘するまで復活!!
・服役中、立てないレベルに足を痛めつけられたラーマを助け、2人で逃走。途中、森に生えている薬草をいくつか採取し、石でゴリゴリすり合わせた後、患部に直接塗って治す→ラーマは数分後に大乱闘するまで復活!!!
え、エリクサー使ってる?
③緩急のついた飽きさせないストーリー
ド派手なシーンに引けを取ることなく、話はしっかりしていて、見終わった後はスッキリするようなエンディングでした。友情、大義、信念、家族愛、インドの歴史や信仰、人種や格差について、スパイス程度のロマンス…各要素が話にうまく絡んできて、説明くさくなく結構簡潔に展開して行っているなぁという印象でした。そしてもちろん、要所要所でドカン!!とくるダンスやアクション。そろそろド派手シーンが見たいなぁというタイミングで丁度よく来てくれる気持ちよさ笑 緩急ついてます。
本当に毎回ド派手シーンはお金かかってますね…って唸るくらい見ごたえがありました。カッコよすぎて面白いし。(ほめてる)なんか、本当ゲームみたいでした。
てかボリウッドスターって繊細な演技にアクションにダンスに歌唱に筋肉に…やること多すぎない?
評価
私的評価は4.8点(5点満点)でした!
インド映画としてやっぱりかなり濃厚で、とても面白かったです!!でも、私自身がインドにそれほど明るくないので、絶対見落としている面白い要素いっぱいあるんだろうなぁと、映画のせいではなく自分の知識不足で楽しみ切れずにいた分で-0.2でした。(自己中。笑)旦那的にはアクションがリアルすぎるというか、暴力シーンが怖くて-0.2の4.8点だったそうです。(さすが血が怖くて立ち会い出産を拒否した男。)私は逆にそういうシーンは行き過ぎても控えめすぎてもなく、かなりリアルでよかったと思うし、あんなん結構映画ではあるあるレベルではと感じました。まぁ人それぞれですね!
主人公のラーマの恋人がシータという名前の女性だと知ったビーム(もう一人の主人公)が「ラーマ王子とシータ姫だ!」とキャッキャするシーンがあり、「姫に王子?友人カップルに対してカワイイこという男だな…」と思っていたら、インドの神話?有名な物語の中にラーマとシータがいたそうで。「兄貴たち、ガチのラーマ王子とシータ姫じゃん!!」ってキャッキャしてたんだなぁ、ああ、こういう要素いっぱいあるんだろうなぁ…と悔しくなっちゃった!w
おわり
音響もいいし、迫力はあるし、インドではエンターテインメントを極めたらあんな表現になるんだ…!と圧倒されっぱなしでした。映画館で上映しているうちは、是非映画館で見てほしいです!!トップガンマーヴェリックに続いて、「映画館で見てよかった映画」にランクインする位、好きな作品になりました。私はラーマ推しです。
いい映画に出会わせてくれて、ありがとう、お義母さん!!!
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