私の無痛分娩体験記~無痛で2人産んでみた~

無痛分娩に興味があるけど、実際どうなの?
夫や家族にはお金がかかるとやんわり反対されているし…

無痛分娩ってなんだか怖い…赤ちゃんへのリスクは?

この記事はこんな人にオススメ
  • 無痛分娩を検討している人
  • 無痛分娩って実際どうなの?とレビューを知りたい人
  • 無痛分娩に対して旦那さんや家族があまり乗り気ではなく、説得材料を探している人
  • 無痛を選択する理由を知りたい人

「無痛分娩で2名出産した母親」による無痛分娩についてのリアルな感想をまとめました。
結論、言いたいことはただ一つだけ;

無痛で産んで後悔なし!です

個人の感想100%のレビューですが、どなたかの参考になれば嬉しいです。

目次

無痛分娩とは?

硬膜外麻酔を行い実施する分娩のことです。
これまで馴染みのない方もいるかもしれませんが、帝王切開では硬膜外麻酔で行われています。

比較的ポピュラーな麻酔のひとつです。

硬膜外麻酔では薬剤が直接神経に届くので、赤ちゃんへの影響はほとんどないと言われています。

なぜ無痛分娩を選択したのか

理由としては主に以下3点です。

①先進国では無痛(和痛)分娩が一般的であること
 (=医学的なリスクはほぼないのに日本ではただ浸透してないだけだと思ったこと)

②私自身、帝王切開で産んでもらったので特に自然分娩希望ではなかったこと

③妊娠期がかなり壮絶だったので”つらいこと”にほとほと懲りていたこと
 (苦痛を取り除ける術があるなら積極的に使いたかった)

正直なところ、日本には「自然分娩主義」みたいな美徳があるのかな、と思います。
お腹を痛めて産んだ子、という。
でも”お腹を痛めて産んだ”って陣痛を経験するか否かってことなのでしょうか。

男性は陣痛を経験しなくても、立派な父親になる方ばかりです。

医学的に麻酔が母子ともに問題なくて、
愛情の形成に問題がないのなら、
一体無痛の何が問題なんですか?と考えていました。

苦痛を取り除ける方法があるのに、
わざわざ痛みを感じる必要はないのでは?


やはり、現時点での大きな問題は「お金」(追加料金)なのだと思います。

無痛分娩にかかる費用は?

私の産院では、無痛分娩を行う場合は10万円以上追加で支払う必要がありました。

産院や、個人の状況(持病等)によるかと思いますが、
自然分娩で出産ができる人に対して、無痛分娩(硬膜外麻酔をかける)を行うには
麻酔の管理をする必要があったりと、コストがかかるようです。

夫との話し合い

幸い、夫は私の選択を優先してくれる人で、無痛が良い!と伝えると快諾してくれました。

それでも、「本当にこんなにお金をかける必要がある?」と聞かれました。
もっともな質問だと思います。

そんな時に伝えた言葉。

麻酔がかけられる手術、麻酔無しで受けられる?

これを聞いた夫は、「麻酔無しなんて絶対無理。そうだよね。麻酔代だね」と納得してくれました。

私は無痛分娩を受ける前に産院で講習を受けました。その中で今でも印象に残っていること。

受講してる妊婦さん
受講してる妊婦さん

院長さん(男性)は、妊婦だったとして、無痛分娩を選択すると思いますか?

 

院長
院長

はい、無痛分娩を選択します。

陣痛の痛みの度合いは、指の切断と同等と言われているんです。

ぼくは麻酔なしで耐えられる自信はありませんね。

確かに無痛分娩をするにはコストかかります。
それは、今の日本、今の医療体制ではしょうがないことなのかもしれません。

また、私たちの親世代は自然分娩が一般的で、麻酔をかけずに産んでくれてました。
それが当然と言われるのも、しょうがないのかもしれません。

でも、麻酔がかけられる手術、あなただったらどうしますか?

自然分娩でも無痛分娩でも、産む妊婦さんが選択できれば良いと思うのです。お金を払うのが旦那さんの場合や同一家計の場合は話し合いが必要だけど、それ以外の外野はひっこんどれ

子どもへの愛情について

無痛で子どもを2人出産しましたが、子どものことは心の底から愛しています。
産んでからの大変さは、無痛も自然も関係ないです。

産む前も、産むときも大変ですが、産んでからも大変ですよね…!

そう考えると産むときに痛みを感じるかどうかは、愛情形成にそこまで
因果はないのでは、と思います。

私が感じた無痛分娩のメリットと注意点

【メリット】
叫ぶほどは痛くない!!!
内診や出産後の処置が痛くない!!
・体力が残る
・お産を冷静に対応できる

※内診:手で直接子宮口をぐりぐりと確認麻酔がないとめっちゃ痛いです。

【デメリット、注意点】
・コストがかかる
・麻酔が効かなくなることがある

私の初産は36時間かかりました。長時間刺していた麻酔針がずれたりして
骨盤あたりに効かず、フツーに陣痛を感じたりしました。

陣痛の痛みはハンパじゃなかったです。。。

やはりそれに比べると、麻酔が効いているときは
生理痛強化Ver.位でおさまってくれていた印象でした。

これ以外にももちろん注意事項や認識しておかなければいけないことはありますので、病院へ必ず確認くださいね。

参考; 一般社団法人 日本産科麻酔学会 Q&A等 
    https://www.jsoap.com/general/painless

初産と経産婦での無痛分娩の違い(私の体験記)

全く別物でした。初産は本当に大変でした。。

1人目(初産)

金曜日の17:00に陣痛がきて、金曜日の夜中に入院。
出産したのは日曜日の16:00です。

ほぼ丸2日、ずーーーーーーっと陣痛でした。

麻酔は、背中にチューブを挿入して、麻酔の通り道を作り
実際は自分でボタンを押し、麻酔を投入する、というものでした。

麻酔が入ると、ヒヤッとしたものを感じ、しばらくすると痛みが和らぎます。

何回も麻酔を投与すると麻酔が効かなくなってくる…こともあるそうで、
我慢できないレベルで麻酔投入ボタンを自分で押す…そんな繰り返しでした。

だから、無痛分娩でも全く痛みがないわけではないんですよね。
フツーに痛いときもありました。

その陣痛の痛みに身体が動き、結果針がずれ、
麻酔が効かなくなってしまうこともしばしば。

助産師さんによっても、どのレベルの痛みで麻酔投入ボタンを押すべきか、
というスタンスも異なっていたりします。

いろいろ探り探りでした。

あの陣痛が丸2日続いていたとなると…末恐ろしいです。。
ただでさえ憔悴しきっていた初産、麻酔にとても助けられました。

長女は、だれも通ったことのない産道を、彼女の力で切り開いてくれました。長子ってすごいです。

2人目

私は2人目の出産で初めてお産の醍醐味を感じることができたと思います。

年子出産ということもあり、まだ幾ばくかの記憶も残っているため、
「このレベルまで痛くなったらボタンプッシュだな」など経験を存分に活かせました。

痛みはある程度感じつつも麻酔のおかげで冷静さを保てていました。

なんなら、促進剤投入後、陣痛が始まり子宮口が広がるのを待っている間
マッドマックス怒りのデスロードを見ていた位です。笑

マッドマックスを鑑賞中、パン!と聞こえたと思ったら破水した
というエピソードはいつか息子に伝えたいと思います。

その後も冷静で、いきみむとき息子に
「一緒にがんばろうね」「いっせーのせ!」など話しかける余裕も。

麻酔をかけていても
ぐぐぐぐ…と赤ちゃんが産道をおりてきている感覚を経験することができました。

そのあとすぐ子宮口が全開になり、急いで分娩台に上がりました。
ああ、やっぱりなと思った貴重な経験!

子宮口がいきなり全開になったため、助産師さんが総出で
分娩台への移動準備をしてくださいました。

あんなに王様気分を味わったのは生まれてはじめてでした。

「子宮口全開なのにめちゃめちゃ冷静なお母さんキタ!!」

と、助産師さんたちがザワザワしていたらしいです。笑

コロナ禍で一人での出産でしたが、その分息子だけに集中して産めました。

まとめ

出産は妊娠期のゴールであるのと同時に、育児期のスタートです。

無痛分娩も、自然分娩も、どちらも大事な出産。

ぜひ素敵なお産にしてくださいね。応援してます!

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この記事を書いた人

年子の姉弟と夫とドタバタ暮らす30代の主婦です。10年以上務めた会社を退職し、自由気ままに生きてます。日々のこと、好きなこと、育児の悩み、家のこと、家計のことなどつづっています。

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